ヴァーナー・パントンは、1960年代から70年代にかけて、デザインの進化に最も影響を与えた人物のひとりである。フォルムや色彩に対する実験的なアプローチとともに、当時としては斬新な素材であったプラスチックの可能性に魅了された。彼が目指したのは、一体型でどこでも使える快適な椅子を作ることだった。数年間メーカーを探した後、パントンは1963年にヴィトラと出会う。そして、1967年に発表されたパントンチェアを共同開発した。
1967年、パントンチェアのシリーズ生産が開始された。パントンチェアはセンセーションを巻き起こし、数々の賞を受賞した。初期のモデルのひとつは現在、ニューヨーク近代美術館に収蔵されている。今日、パントンチェアーはモダンファニチャーデザインの古典とみなされている。硬質ウレタンフォームに光沢のあるラッカー仕上げのオリジナル・バージョンは、パントンチェア・クラシックという名で販売されている。
サビーネ・マルセリス・エディション2024は、オランダ人アーティスト兼デザイナーがヴィトラハウス・ロフトで使用したパレットに由来する7色からお選びいただけます。
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