セメント系浸透性結晶系防水塗料は、通常のポートランドセメントを基材とし、活性化学成分で調製された灰色の粉末材料である。セメント系浸透性結晶系防水塗料の防水メカニズムは、主に水の作用によるものである。防水塗料は、水を担体として活性化学物質を含んでいる。水が構造細孔に浸透すると、活性化学物質が水とともに内部に浸透し、反応してエトリンガイトなどの不溶性結晶を形成する。活性化学物質は、未水和のセメント粒子と反応してセメントの水和を促進し、セメント水和結晶を形成し、多数の結晶を生成して気孔を充填・閉塞し、コンクリート内に水が侵入しないようにして防水の目的を達成する。
適用範囲
トンネル、ダム、貯水池、発電所、原子力発電所、冷却塔、地下鉄道、陸橋、橋梁、地下連続壁、空港滑走路、杭頭・杭基礎、廃水処理槽、貯水池、工業・土木建築物の地下室、屋上、トイレなどの防水工事、コンクリート建築設備などのあらゆる構造欠陥の維持・補修に広く使用されています。
特徴
超浸透性で、時間の経過とともに徐々にコンクリート内部に浸透します。浸透深さは30cmに達します。
優れた不透水性で、120m以上の水頭圧に耐えることができます。
長期防水機能を有し、ある種の外力の衝突にも防水機能に影響を与えずに耐えることができる。
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