そんな会社のために、ハンドルをどうデザインするか。最初はスケッチを描いていたのですが、それを自分の中に閉じ込めていました。当初は奇抜なアイデアで、それを見て「本当にこんなハンドルを作りたいのか」と思ったものです。実を言うと、そうではありません。ハンドルは必ずしも主役になる必要はないのかもしれない。控えめでいいのかもしれない。
花でもなく、宇宙船でもなく、エンジンの部品でもなく、ただの取っ手。シンプルに描けば描くほど、気に入りました。そこで、少し膨らませて、漫画のようにすることを思いつきました。
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