エドワード・バーバーとジェイ・オズガービーは、ロンドンの名門ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで建築学の修士号を取得後、1996年にロンドンのスタジオを設立。2012年ロンドン・オリンピックの聖火や王立造幣局のプロジェクトなど、ギャラリーや公共施設からの依頼だけでなく、工業デザイン、家具、照明、サイトスペシフィック・インスタレーションなど、多様な作品を手がけている。
古典ギリシャ神話に登場する円形の虹にちなんで名づけられたアイリスは、5つのテーブルを備え、それぞれが放射状の色スペクトルを持つ。
アイリス・リミテッドエディション・シリーズの各テーブルは、1つの幾何学的なパーツから構成されており、無垢のアルミニウムから並外れた精度で加工され、完璧なテッセレーション・リングを形成するために繰り返される。
色はアイリス・シリーズのデザインに欠かせないものです。各構成に必要な意図的で正確な色の変化を実現するため、すべてのセグメントは陽極酸化処理タンクでひとつひとつ手作業で染色されています。鋳物では同じように色がつかないため、無垢のアルミニウムからセグメントを加工することが、アルマイト処理を可能にする唯一の方法なのです。
色の構成は、グラデーションであれ、シャープなトーンの違いであれ、カラーチャートの美しさを立体的にとらえるために、エドワード・バーバーとジェイ・オズガービーが厳選したものである。円形のフォルムを使うということは、色のパターンが始点も終点もなく連続していることを意味する。
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