1969年にデザインされたジョアキム・ベルサの61デザインチェアは、当時の工業デザインの傑出した例である。ランパー出版社によって製造されたこのモダンなチェアは、ラッカー塗装を施したスチール製フレームが特徴。有機的な形と鮮やかな色の組み合わせは、1960年代から1970年代にかけてのベルサの作品に特徴的なポップスタイルを反映している。
このデザインにより、ジョアキム・ベルサは1970年、スペインの優れた工業デザインを称えるADI-FADデルタ・デ・プラタ賞を受賞した。このチェアは、機能性とモダンで耐久性のある美しさを融合させるというベルサの能力を明確に表現している。
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