Carcemal - Malhas e Confecções Lda.は、ポルトガル市場で長年にわたり事業を展開する有名な繊維会社である。2012年、同社は1995年から投資してきた敷地を全面的に改修し、老朽化した敷地に新たな息吹を与え、ブランド・イメージにふさわしい、従業員が誇りを持って働ける場所を提供することを決定した。
建築家のコンセプトは、産業効率と快適性、現代性を融合させ、最新の「働きやすい職場」のトレンドを取り入れ、従業員を統合し、生産、物流、オフィスなど、敷地内のさまざまなユニット間のコラボレーションを強化することである。
各活動に適した魅力的で生産的なワークステーション、共同作業を促す広々としたリビングスペースなど、どのエリアも適切な場所を提供するように設計されている。また、吊り下げられたガラスの通路は、建物間の回遊性を高めている。
ファサードもまた、美観と性能の両方を最大限に生かすようにデザインされている。古い躯体は、2,500m2のレイノラックス®塗装済みアルミシートで完全に覆われ、布の質感を模倣した波型加工が施されている。特注のパーフォレーション*により、アルミカーテンの下に隠された大きな窓から、オーバーヒートの危険なく光が入るようになっている。
審美的なリニューアルにとどまらず、建築家はレイノラックス®ビルディング・アルミニウムを選択することで、主な目標のひとつである、優れた耐食性と高いエネルギー効率を実現しながら、構造体にかかる重量を最小限に抑えるという目標を達成した。
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