幻の名品 倉俣史朗 SAMBA-M 復刻
20世紀を代表するデザイナーの一人、
倉俣史朗 (1934〜1991年) の幻の名品【SAMBA-M】の復刻商品
SAMBA-Mの復刻は、倉俣の没後30年にあたる2021年、クラマタデザイン事務所監修のもと、ギャラリー田村ジョーの企画によりプロジェクトがスタートしました。そして、現存する図面や現品をもとにアンビエンテックがダブルウォールガラスや防水性能、コードレス、長寿命のリチウムイオンバッテリーを使用した充電仕様への改良を加えています。
SAMBA-Mは当時の最新テクノロジーであった赤色発光ダイオードをワイングラス型のガラスで包んだオブジェで、当時は製造が非常に困難で大変高価だったために僅かな生産しか叶いませんでした。復刻版では、技術の進歩によって価格的にもより多くの方々に親しんでいただけるような製品化を目指し実現に至りました。
SAMBA-Mがお披露目されたのは、1988年に東京、パリ、ミラノを巡回した展覧会「I N -SPIRATION」です。
同展には、既存の概念にとらわれない新しい照明デザインを提案する、国内外の20組以上の若いクリエイターが招かれ、まだ無名だったロン・アラッド、ザハ・ハディドなども参加していました。倉俣は、監修・会場構成を担当するとともにSAMBA-M を出品し、オープニングパーティーでシャンパンを注いで赤く点灯させゲストを驚かせたというエピソードも残っています。