カール・リー・パーク・パビリオンとバンドシェルは、ザーナーの製造技術とエンジニアリング技術を駆使した彫刻作品である。アーティストのジョン・メドウェデフがデザインしたこのパブリック・アート・プロジェクトは、イリノイ州マーフィスボロの町の中心部に位置している。プロジェクトは2010年に完成し、長さは35フィート。このアート作品は、ミュージシャンが野外コンサートを行う町の公共公園に小さな円形劇場を提供している。
このプロジェクトでは、フランク・ゲーリー・パートナーズやランドール・スタウトが設計した建物でザーナーが開発したZEPPS技術が使われている。これらの建物の設計では、金属をカーブさせたりねじったりしながら、端から端まで高い精度を保つ必要があった。ユニークなフォルムを構築するための特許技術であるZEPPSを使用することで、ザーナーはマープシボロ・バンドシェルの曲線的なフレームワークを設計・製造することができた。
デザイン・アシスト・チームは、アーティストのマケットを参考にプロジェクトをモデル化した。ザーナーはアーティストの模型をスキャンし、彫刻の美術製作プランを作成した。モデルの設計の詳細は、ザーナーのエンジニアによってさらに開発され、モデルを建設可能ないくつかのサブセクションに分割した。
これらのサブセクションは、ザーナーの工場で製作され、現場に輸送された。そこで施工業者がフレームワークを接続し、ステンレス・スチールのスキンをアルミニウムの下地に固定した。
デジタル技術を駆使することで、ザーナーはアーティストの原型を忠実に再現し、アルミニウム下地とステンレス・スチール・シートで大規模なバージョンを製作することができた。
ザーナーは、エンジェルヘアー・ステンレススチールの表面をクラッドに使用し、ザーナーの現場スタッフによってZEPPSフレームワークに固定された。
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